Kindergarten 授業の特徴

Suiでは、生涯を通して知る事・学ぶ事を楽しみながら意欲的に進めることができる、熱意にあふれる学習者になることをゴールに、一人でも多くの子ども達が、日本・世界で生き生きと活躍できる教育を目指しています。幼児教育の専門家と、言語の専門家、現場の講師が共同でカリキュラムをつくりあげています。

Work Time -自ら自分の遊びに集中して取り組む-

Suiは、朝のWork Timeから1日が始まります。 子どもが興味を存分に発揮できるInterest Areaには、モンテッソーリの理念に基づいた手作りなどの教具で遊ぶ「モンテッソーリテーブル」、その日に浮かんだアイディアを様々なマテリアルを使って創作を楽しむ「クラフトテープル」、自由に絵の具を使って描いていく「アートテーブル」 、Suiの学びのベースであるProject learningのテーマやその日に気になったことのリサーチを楽しむ「リサーチテーブル」 、好きな布を選んで針に糸を通し自分のアイディアを縫って作っていく「ソーイングテーブル」と、自分でテーブルを選んで遊びに集中、時間をじっくりと過ごします。 この時間の教師の役目は、子どもから芽ばえてくる知性の働き、いつも考えわかりたがっている子どものエネルギーをきちんと見て、 子どもが自分で考え、自分で動けるように援助していくことです。 この時期は、五感が非常に敏感で、感覚に訴えるものに夢中になっていきます。「見る、聞く、触れる、味わう、嗅ぐ」という五感を洗練させる一生の中でとても大切な時期です。感覚器官と運動器官が連動し、子どもは動きながら学んでいきます。

例えば遊び方がわからない教具を使う時、教師はこんな援助をします。「言えばわかる」ではなく、わかりやすく動き方を教える。順序立てて、ゆっくりと、はっきりと見せる。子どもは見ながら考え、次に、考えながら自分でやってみます。こうした援助をしてもらった子は、考える力が育って主体的に動く事ができます。こうした力を遊びや生活の中で身に付けた子ども達は、「見通しをもって考える、順序立てて行動できる、臨機応変に対応できる、ひとりで責任をもつ、たじろがない、自分で考えられる」ように育っていきます。

Project Learning -探求の学び-

探求学習テーマは子ども達の言葉や対話、交渉の中から計画されます。教師は物事の本質を多面的に掘り下げ探求していけるよう、助けていきます。いわばファシリテーターの役目を担います。
授業におけるファシリテーター(教師)は、これまでの一方通行の授業のように知識や解決策を提示するのではなく、子どもが持つ経験値や知識、感情を尊重し、寄り添い、問いかけます。このように子どもの興味・関心や主体性を重視することによって、子ども自らが新たなアイディアや問題解決策を発見していきます。そのことが、深い学びができる環境づくりにつながります。

Project learning(探求学習)では一連の探求のなかで、数の概念や科学、文字の読み書きや社会学習 などの学びを落とし込んでいきます。
Suiの学びの中心となるProject learningは 自分で考え、探して気づきを得ることで、自分なりの感性を育み解決策を得ることで生きる力を自然と培っていきます。

Helper -今日の係り-

子ども達は朝登園してくると、今日一日何のHelper(係り)のお仕事に責任をもつか自分で決めます。

Dusting shelf

棚をハンディモップでふきます

Change water of flower vases

Lunchの時に各テーブルに飾るお花のお水を取り替えます

Check kids Toilet

みんなのトイレがきれいかチェックします

Sweep classroom

Cleanupの時にほうきで床をきれいにします

Sharpen Pencil

みんなが使う鉛筆をチェックし必要なら削ります

Class Schedule

スケジュールボードに今日の予定をならべます

Helperになってお仕事を行うことで、 責任感とやりがい、そして、Helper以外のことでも何か手伝えることはないかと気づいていきます。 子ども達は、楽しんでHelperに取り組んでいます。

 

Library Time -読書の時間-

Suiでは読書の時間をとても大切にしています。 幼児期の読書は、自己肯定感に非常に関わりがあります。 自分を大切な存在だと思える感情、この気持ちがあると自分に自信が持て、物事に前向きに取り組む事ができます。他人と比較したりせず自分は自分という価値観が生まれやすいのです。そして将来、困難を乗り越える強さが身に付きます。
読書はいろいろな物語を疑似体験したり、興味あることの知識を得ることで、生きていく知恵がつきます。
それは 自信や好奇心を生み、もっと多くのことを知り、体験したいという気持ちが強まり 読書だけではなく、生活でも応用していくようになれるのです。

また、読書では本の中でたくさんの体験を味わう事ができます。その時に受け取る感情や困難を乗り越えて得た幸せ、悲しみ、喜びは子ども達の考える力と素晴らしい感情を養います。
本を読む事を好きになることで、子ども達は将来、自ら探求して深める力、解決する力を養い、知識を広める事に喜びを感じていきます。大好きな本は、ありがとうの気持ちと一緒に丁寧に読んで片付けます。

Art  -第2の言語-

Artは 自分の考えを表現し、創造性を伸ばす 第2の言語 と言われています。
自分の創造性に自信を持つことはもちろん、指先の運動能力なども伸ばします。
 100人の子ども達には100の言葉があるように、Artもひとつとして同じ作品は生まれません。  Artの時間子ども達はわくわくしながら、世界で一つの作品を育てていきます。

Recess Time Go to park -外遊び-

毎日公園でたっぷり遊びます。Suiでは、 外でゆっくりと遊ぶ時間を大切にしています。葉っぱやお花、鳥や虫をみつけて遊ぶことで感性を豊かに、そして、自然の中でスキップ、かけっこ、木登りなどで存分に体を動かし全身の運動能力の発達を自然に養います。

時には、少し足を伸ばして大きな公園まで歩いていきます。小さな小川を裸足で歩いたり、水遊びをしてびっしょりなんてことも。
 園庭はありませんが、園庭ではできない自然の遊びをすぐに楽しめる環境があります。 その自然の環境をふんだんに楽しみます。子ども達の大好きな時間です。子ども達は外遊びが大好き。風を感じ、光を感じ、目を輝かせて楽しんでいます。

外遊びに行く時に自然と学べる交通ルール。
園庭がないSchoolならではの生きた学びです。

 

PE  - physical education –

ウィズ体操クラブで専門の先生よりPEの時間があります。ウィズ体操クラブまでは、歩いていきます。少し遠回りして、竹藪や小川を楽しみながら歩きます。歩く力がどんどんついて、子ども達は日常の経験でどんどんたくましくなっていきます。
体操クラブでは、 マットやとび箱、鉄棒を使って基本運動能力の向上と、協調性や聞く力、見る力を養いながら運動の楽しさを覚えていきます。
専門の先生のご指導のもと、マット、とび箱、鉄棒を中心に、この時期にもっとも大切な感覚・神経の発育発達を身につけます。練習の中で様々な経験を通し、チャレンジ精神も養います。
Suiでの生活で感じる雰囲気とまた違い、この時間は、子ども達はいつもよりシャンと背筋が伸びている感じ。きちっとする力ものびていきます。

Music&Dance  - 音楽とダンス-

音楽は、 脳の回路を数学的、科学的な思考ができるよう結びつけてくれます。 毎日、Musicの時間を設け、伝統的な歌、気持ちを表現する歌、世界や友達を大切にする歌、季節の歌や、色や形、数字の歌などたくさんの歌を歌っていきます。歌から自然に湧き出る身体の動きや、おもいおもいの表現方法をイキイキと楽しんでいます。
日本語の授業では、日本の歌を歌います。季節の歌や、昔から歌い継がれている歌、ポップスなど。 歌によって、日本の文化を知り考えていきます。

また、ダンスの時間にはダンス専門の先生に、バランスよく組まれた年間カリキュラムで世界のDanceをその起源や民族性なども学びながら踊ります。

Japanese  -日本語-

この時間は、教室の中もすべて日本語で会話をします。使っていく教材も日本語だけのものになります。

Suiの考えるグローバル教育と日本語について

私たちが考えるグローバル教育とは、しっかりとした日本語の表現力、伝える力など、発達にあった母語での考える力が養われていなければ、真のグローバル教育とはいえないと考えています。
幼児期は学習の基礎を学ぶ時期でもあります。その基礎力は日本ならではの情緒豊かな言葉や表現方法、歌やお話しを通して、様々な経験の中で養っていく事が大切です。スクールでは、小学生に上がるまでに学年相当の教材がきちんと理解できるように導いていくことを前提に、しっかりとした日本語の時間もとります。

日本の絵本

幼児期の子ども達に伝えていきたい絵本を日本語で読み聞かせをします。絵本の中に出てくる気持ちや状況を表す日本語や、「しとしと」「ざあざあ」など音で様子を表現する様なども知っていきます。
読み聞かせの他に、語り聞かせを行うことでお話を聞きながら自分の頭で物語を考え、展開させていくことを楽しみ、考える力を養います。

English  -生活の中の英語と学ぶ英語-

イマージョン教育

 イマージョン(immersion)は、日本語で「浸す」という意味です。  イマージョン教育とは、外国語を教科としてではなく、手段としてその他の教科を学習する教育方法のことです。
 Suiでは、英語を学ぶのではなく、英語で生活をします。  イマージョン教育では、幼いころから外国語環境に浸し、教科学習と外国語学習を同時に行います。

イマージョン教育のメリットはいくつか考えられますが、ここでは2つのメリットを紹介します。

英語力の向上
ものごとに対する理解力の向上

 1点目は、英語力の向上です。  イマージョン教育において、ネイティブスピーカーが正しい発音を教え、英語による他教科の学習で日常に近い英語を学ぶことができるため、一般的な学校教育の英語指導よりも効率よく英語を学習できます。

 2点目は、ものごとに対する理解力の向上です。  2つの言葉を同時に吸収することで、言葉に対する意識が高くなり、文化の違いについても敏感になると言われています。
また、2言語間での比較によって、思考力・洞察力が向上していくとも言われています。

Suiではイマージョン教育の環境の中で、英語を聞きとる耳が出来上がり英語で伝える事に臆さず、英語でコミュニケーションをとっていきます。
 子ども達は日常の友達同士の会話もすべて英語で話しています。卒園する頃には自分の気持ち、伝えたいことすべてを生きた英語で伝え合い、一日を過ごせるようになります。 

Phonics

Phonicsとは、 発音と文字の関係性を学ぶ音声学習法 で、もともと英語圏の子ども達に読み書きを教えるために、開発されたものです。アルファベット毎の発音を先に学ぶことで、知らない単語でも、耳で聞いただけでスペリングがわかり、正しく書くことができます。
子ども達は、歌やカード、ゲームなどを通して、文字のサウンドを覚え組み立て、単語を読む事を楽しんで学んでいます。

Sight Word

Sight=視覚 / Word=単語

とあるように、Sight Word は「見てすぐわかる単語」で、良く目にする単語という意味もある、英語で暮らし学ぶために不可欠な重要な単語です。
子ども達の「知りたい」「伝えたい」「読みたい」の可能性を広げてくれるのがSight Word を覚えることなのです。
 子ども達は自分の思いを自分の言葉で伝えコミュニケーションを楽しむために、また文章を読み解く力を高め、読みたい本を読んで楽しむために、言葉を多く増やすことが必要になります。 

Sui では、年齢にあったペースで言葉の獲得をじっくり、そしてしっかりと進めていきます。
少しずつ取り組み継続していく中で、子ども達は英語で伝えることの楽しさと喜びを感じ、もっと伝えたいという思いから 積極的に学びに取り組めるようになります。

Show&Tell  -見せて話す-

「Show&Tell」とは、その言葉の通り、「見せて話す」 です。
何かのテーマを用意し、その用意したものについて簡単なスピーチをみんなの前でおこないます。

Show & Tellは、幼児期の教育において重要な役割を果たします。特に欧米の教育では盛んに行われており、幼稚園から小学校の最終学年までずっと実践されています。Show&Tellは、子どもの伝える力やプレゼンテーション能力を高め、自信を持たせ、新たな情熱を抱かせ、親や家族とともに創造的な学びを育むためにとても大切な学びです。

子どもは自分の成果や好きなものをお母さん、お父さんに見せたがりますね。
その気持ちを、スクールのお友達や先生に向けて発表します。

Show&Tellは準備が必要です。その発表は、「うまくいく、いかない」ではなく、そこまでのプロセスを褒めること、認めてあげることで子どもに安心感と達成感、自信をつけていってもらいます。

Show&Tell を行うことで、伝えたいことを自分の表現方法で伝える力がついていきます。
日本では、子どもの頃から自己表現が苦手な子どもも目立ちます。コミュニケーションを上手にとる為には、自分主張を優しく論理的に表現することが必要です。
この先の子ども達が働く舞台では、非常に大事な力となります。

ある生徒は日本語の絵本を持って来て、それをすべて英語で語り直しました。ストーリーを説明し、なぜこの絵本が好きなのかを話してくれました。
また、接着剤と箸を使ってマーブルランを自分で作り、作り方や遊び方を披露してくれた生徒もいます。
彼は葉っぱの研究を発表し、集めた葉っぱを見せながら、なぜ木にはいろいろな葉っぱがあるのかを説明しました。

Self Portrait  -自画像-

Suiでは、毎月「セルフポートレイト」、自分の顔を描く時間があります。
これはKindergarten のK3(年少)からK5(年長)まで3年間続いていきます。
子ども達は鏡を見ながら自分の顔を描いていきます。
このセルフポートレイトは、様々な気づきの機会を得るという目的が含まれています。”人間の顔ってこうなっているんだ!”という気づき。これを自分だけで気づいたり、気づいたことを言葉で表現したり、お友達同士で気づきをシェアしあったり、時には相手の鏡をのぞきこんで自分との違いを発見していきます。自分の顔を認識しつつ、友達との違いにも気づく。子ども達は毎月顔のパーツやそのバランス、細かい特徴を見つけていきます。

子ども達は、いわゆるかわいらしいキラキラした目やハートを付けたりはしません。
鏡の中の自分はそうではないからです。目に映ったものをそのまま絵で表現していくのです。
毎月、3年間続けて描いていくことで子ども達の気づきや表現の成長が見られます。
このセルフポートレイトが大切な子ども達の成長記録となります。

Cooking  -探求学習から続くお料理の時間-

年に数回 cooking の時間をとります。しかしこれは、初めからcooking の時間を設定するのではなく、Project(探求)学習の中で料理について興味が出た場合や、季節行事などの探求でcooking を結び付けるなど、 子ども達の発信から始まります。

「食のサイクル」の Project 学習では、色々な野菜や果物の料理の話し合いになったことがあります。
そこから「ゼリーをつくろう!」という声が上がり、作ってみたいゼリーの統計をグラフに表すことにしました。クラスの中で何ゼリーを作りたい人がどれだけいるのかなど、子ども達は「グラフ」という形で、数の「多い少ない」を比べるこることを視覚的に確認できることを体験します。
また、材料を計量する経験の中でMath(算数)の学習を進めていくことができます。